
詰将棋は将棋が強くなる為に有効な勉強法であることはよく知られています。
勉強法としては本を購入して勉強される方や新聞・雑誌の問題を解く方等様々ですが、初段を目指すにあたり長手数の詰将棋は必要はありません。
もっと言うと、現在主流のネット対局では特に不要です。
おすすめは3手詰め・5手詰めです。
例えば、3手詰めを1日10問程度、1週間で70問を正しい勉強法で取り組めば、10級の人なら1ヵ月で5級くらいになれるでしょう。
おすすめの勉強方法につきましては下記をご覧ください。
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ネット将棋に不要な「長手数の詰将棋」を解くスキル
詰将棋の効果は、主に終盤で発揮されます。
ネット将棋では終盤になった時の秒読みは30秒が主流です。
ネット将棋で求められるスキルは30秒以内に正しい指し手を決断し着手するスキルです。
人間が30秒で考えられる量は限られています。
クリック操作等の時間や脳の反射神経を考慮すると、実質20秒くらいで決断する必要があります。
「1時間かけて17手詰めを解く」というような長手数を読む訓練は確かに読みの力がつきますが、30秒で正確に指すスキルは身につきません。※長い時間かけてじっくりと読みの訓練をすることは高段者を目指すのであれば必要なことです。
3手詰めを2~3秒、5手詰めを10秒程度で解く訓練こそが、ネット将棋で勝つための急所と言えます。
※ちなみに冒頭の図は有名な伊藤看寿作 将棋図巧 第一番
です。
なんと69手詰め!
打ち不詰め打開が主眼で
まさに感動巨編です。
鑑賞するだけでも価値ある作品です!
長手数の詰将棋をダメと言っているのではなく
人それぞれの目的にあった活用法が大切だと思います。
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