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詰め将棋は将棋の上達に欠かせない大変有効な勉強法です。
ただ、初段を目指す方であれば
それだけでなく
もう一つレベルを上げた勉強をしてみましょう!
詰将棋と必至問題の違い
詰将棋のルール
詰将棋は王手の連続で玉を詰ます事がルールとなっています。
相手(玉方)も最善の逃げ方が求められます。
従って
攻める方は最短手順で
守る方は最長手順で詰んだ結果が
正解となります。
必至問題のルール
必至問題は王手または詰めろの連続で最終的に相手玉に必至をかける問題です。
玉方の指し手の選択肢が詰将棋よりも多いために
読みの量が増え、詰将棋よりも難しいと言えます。
どのように取り組めば良いか?
5級くらいまでは詰将棋の勉強だけでも構いません。
3級以上になったら
1手必至問題に取り組んでみて下さい。
慣れてきたら3手必至に挑戦しましょう。
本を購入し、1日3問~5問解くと
かなり読みの力がつくと共に
終盤の形に明るくなると思います。
1手必至問題
この図は1手必至問題です。
※解答はこの記事の最後に記載します。
3手必至問題
この図は有名な3手必至問題です。
※解答はこの記事の最後に記載します。
必至問題の効果
必至問題は最終形の局面で相手(玉方)の受けをすべて読み切る必要があります。
これが最初はなかなか難しい作業です。
詰将棋の勉強法でもご紹介した、
反転させて玉方から問題を見て解く
という訓練も大変有効ですので是非お試しください。
必至問題の解答
1手必至問題解答
正解:▲33銀
解説:1間竜の形であり、玉方の銀は動けない。
あえて桂馬の利きに打つ▲33銀が正解で受けなしとなる。
△同桂は桂馬の動いたスペースに▲21銀と打つことができ詰み。
玉方は33銀が取れないようでは
22の地点を受ける適当な手段がなく、必至が成立する。
例えば△77角は▲22銀成ならば△同角成で詰まないが
この場合は▲22竜があり詰みとなる。
3手必至問題解答
正解:▲23銀△13玉▲34銀成
解説:有名な必至形であり、基本中の基本の形。
2手目△31玉では▲32金で詰みとなるので
△13玉が正しい応手となる。
最終手▲34銀成の局面は
23のマス目への利きが
攻め方は二つ、玉方は一つである為
数の原理で受けが無くなる。
例えば、△12金と受けても
▲23金で詰む。
△34歩と銀をとってもやはり▲23金まで。
また、△22玉と逃げても▲23歩成△31玉▲32金でこれも詰み。
このように、必至問題は玉方の受けの手をすべて網羅する必要があり
読みの訓練にはとても有効です。
そろそろ初段がみえてきたなという人は
チャレンジしてみて下さい。
ところで、冒頭の写真。
「おせちもいいけどカレーもね♪」
ってキャンディーズが言ってました!
・・・もう誰も知らないか・・・(苦笑)
※ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
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